続いて骨に関する話です。
🍓かつて私は整形外科病院で骨折を治す仕事をしていました。
その病院の方針で骨折を治すときには麻酔をかけずに行っていました。
骨折を治すときの痛みを「お産より痛かった。」と表現した患者もいました。
人の骨の周りには骨膜という薄い膜が覆っています。
この骨膜は関節になると膨らんで関節包と呼ばれます。
つまり、骨の部位によって名前が変わるだけで、骨膜=関節包と考えて下さい。
皆さんが骨折した時には、骨折と同時に骨膜も傷つきます。
完全に骨折した部分の骨の先端の形は刃物の様に鋭くなることもあります。
その刃物のような骨折部が骨膜を突き破るように転移した時激痛が起きるのです。
時には、骨折部が筋肉と皮膚まで突き破って外まで飛び出ることもあるいです。(複雑骨折)
骨折は、骨膜や筋肉や皮膚が傷つくから痛むのです。
骨膜、筋肉、皮膚には神経が多いですからね。
先の参考文献にもあったように、骨の中の神経は骨膜(関節包)の1000分の1の神経しかありません。
骨折時の痛みは、レントゲン写真だけを見ると折れた骨自体が痛むように感じますが、実は骨膜や筋肉といったレントゲン写真に写らない軟部組織の傷の痛みなのです。
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