🍓ここまでも股関節痛の原因については少し触れてきましたが、ここで明確に書くことにしましょう。
股関節痛の原因
1、股関節関節包の炎症
2、筋肉の病気
私はそのように考えています。
どちらの原因もレントゲン写真には写りません。
そして、レントゲン写真の中に股関節痛の原因は写らないと考えています。
股関節痛の原因は、レントゲン写真を見る限り骨と軟骨の変形が原因の様に思われます。
しかし、股関節痛の原因が骨と軟骨だとすると矛盾が多すぎるのです。
その矛盾への考察が重要だと感じ、20年以上考え続けてきました。
何らかの原因で痛みを感じる神経が多い股関節関節包に炎症が起きると、その炎症は関節包の近くにある靭帯や深層筋にも炎症は広がるかもしれません。
神経の多い筋肉は、この炎症の影響を強く受けて硬くなり、縮まろうとします(筋の短縮)。
そこに筋肉疲労も加わわり、筋肉は病気になっていきます。(筋の硬結)
股関節関節包に炎症がある時期は、同時に筋肉も病気になり、股関節痛が増大します。
この時期は、神経が多い二種類の軟部組織に起こる二種類の痛みが重複する一番つらい時期です。
しかし、炎症は治る症状ですので、炎症の改善に伴って股関節痛は改善します。
股関節痛に点数を付けた時の経過は、進行的な右肩上がりの経過ではなく放物線状の経過となった。
炎症が全く無くなると、股関節痛も全く無くなることが多いのですが、炎症の後遺症としての筋肉の病気が残る方もいます。
炎症が全く無く筋肉の病気だけ残っている時期は、無理をすると股関節痛が悪化し休むと股関節痛が改善するということが起こります。
しかし、股関節痛の基本となる関節包の炎症が無く股関節痛の原因は筋肉の病気だけですので、筋肉をしっかり軟らかくほぐすと急激に股関節痛は改善します。
この考え方で全ての矛盾が解決しました。
医学的根拠には、経験を重視した直感的根拠、動物実験や遺伝子実験を重視したメカニズム根拠、統計学の手法を用い人のデータを定量的に分析することを重視した数量化根拠の3つがあります。
現在は数量化の方法が最も優先されるべき科学的根拠となっています。(1992年~ EBM:科学的根拠に基づいた医学)
EBMは人類を救った面はありますが、変形性股関節症の診療には矛盾が多すぎると感じました。
そこで、股関節痛の程度に得点をつけてもらい、患者の主観ではありますが股関節痛を数量化してみると、決して進行性ではないという思わぬ結果となったのです。
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