発見の第二弾!
🍓骨は治ります。
変形は治るのです。
骨には治る力があるからです。
これは人体の常識です。
変形という言葉は悪者のような印象を持ちます。
一般的に、変形は無秩序にどんどん悪化するものと考えられていることがそのような印象を与えていると思います。
ところが、患者の長期経過の中でレントゲン写真の変化を見てみると、骨が治っていく過程がはっきりと見られます。
レントゲン写真とは不思議なもので、見る人の考え方や経験量によって見え方は変わるし、レントゲン写真に写っているにもかかわらず見えないこともあるものです。
私が初めて柔道整復師として勤務した整形外科病院では、レントゲン写真の見方を厳しく教わりました。
レントゲン写真の中に骨折が写っていても、『骨折なんか無いだろう』と思ってみると骨折は見落とされることがあります。
もちろん、レントゲンを見る経験量が少ない人には骨折線が全く見えないこともあります。
おそらく、『変形は進行する』『変形が良くなることはあり得ない』と考えている先生の目に変形が治っている画像が見えたとしても、その治っている画像は先生の脳には届かないのです。
不思議な話でしょ?
変形は時間と共に治るのです。
常識として、人には骨を治す力があります。
ひどい骨折をしても、時間の経過と共に骨は修復して必ず治ります。
少し曲がってくっついてしまった骨折も、時間の経過と共に真っすぐになってきます。
このような常識で考えてほしいのです。
変形性股関節症の変形での『治る』とは、骨の形が元に戻ることではありません。
骨盤側と大腿骨側の骨の表面がはっきりとレントゲン写真に写るようになり、変形があるまま治るのです。
変形性股関節症による股関節痛の経過図を使って説明しましょう。
股関節痛がピークに向かうときに変形は起きます。
一般的にはこの時期を『変形は初期から進行期に向かう時期』と説明されることが多いと思います。
問題はその後です。
股関節痛がピークに達し、徐々に股関節痛が改善に向かうと、骨の変化は止まるのです。
そして、変形があるまま股関節痛は無くなり歩き方も正常に向かおうとします。
股関節痛が無ければ、足をかばう必要もなくなるので歩き方も正常に近づくものです。
レントゲン写真で変形が治ると考えたとき、変形の『進行期』という言葉より『修復期』という言葉の方が適するし、『末期』という言葉よりは『安定期』という言葉の方が適するということがわかってきました。
患者の長期に及ぶレントゲン写真の変化を追うと、股関節痛がピークに向かう間に変形し修復が行われ、修復が終わると股関節痛が改善に向かうとともに骨は治り形が一定のまま変形が止まるという真実を発見することができました。
この真実は、病院勤務時には思ってもみなかった発見でした。
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変形性股関節症を怖がらないでね
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