仙台から、発見第7弾! スッポン!
🍓理学療法士の学生の頃、患者の問題点を探り、その問題点の原因を追究することを厳しく学びました。
例えば、股関節痛という問題点があるとします。
股関節痛を起こす原因はいくつか考えられます。
もしも、その原因が2つ考えられるとします。
すると、まずは診察にてその原因を1つに絞りこまねければなりません。
2つの原因にはそれぞれ別の治療法があります。
ですので、原因を1つに絞り込むことが重要なのです。
この時、一つに絞り込んだ原因の予測は間違っていても仕方ないものです。
もし間違いなら、もう一つの原因が真の原因となる確率が高くなったということにもなります。
股関節痛という問題の原因を、問診、レントゲン検査、触診、視診、測定などでひとつに絞り込む作業を診察と言います。
そして、その原因に適した治療法がなされるわけです。
その結果、効果が出れば診察で得られた原因が真の原因といえるでしょう。
仮に、レントゲン写真のみでの診察となった場合、原因を骨と軟骨にしか求められないでしょう。
痛みというのは神経で感じるものです。
従って、筋肉、靭帯といった神経のある組織にも原因となりえる可能性があります。
ところが、レントゲン写真のみの診察ではレントゲン写真には写らない筋肉や靭帯を見落とすことになります。
股関節痛という問題点の原因としては筋肉も靭帯も可能性があるのです。
診察で筋肉や靭帯は股関節痛の原因ではないと否定できない限り、股関節痛の原因が骨と軟骨にあるとは言えないのです。
レントゲン写真によって、股関節痛の原因が骨や軟骨であると判断した場合、治療法は手術ということになってしまうでしょう。
もしも、股関節痛の真の原因が筋肉にあった場合、治療法は手術ではありません。
従って、レントゲン写真だけの診察法には欠陥があるのです。
様々な問題点に対する原因はいくつも考えられるものです。
その真の原因を追究するしつこいほどの診察が医療従事者には求められるのです。
この真の原因の追究は、医師も理学療法士も他の施術者にも可能で、その為に学生の頃に様々な診察法を学んでいるのです。
私も神ではないので、真の原因を見誤ることはあります。
そんな時は、次に考えられる原因に対する治療や指導を行うようにしています。
それでも結果が出ないときは、その次に考えられる原因に対する治療や指導をするように心がけています。
この原因の追究は、改めて発見したというものではないかもしれませんが、原因の追究が非常に重要であることを改めて発見したように感じています。
考えられる原因がひとつということはあり得ません。
そして、それぞれの原因にそれぞれの治療法があることを考えると、レントゲン写真だけの診療法には怖ささえ感じます。
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