発見11弾! 残りあと1つです。
🍓病院勤務時に、変形性股関節症患者のレントゲン写真を見ることは非常に多かったです。
その時は、手術前後のレントゲン写真の比較と、手術後のレントゲン写真を見ることが多かったように思います。
もちろん、骨には治る力があり、治すために形を変えることがあることなど全く考えずに、ただ変形の状態や手術後の状態を眺めていたように感じます。
股関節とは、骨盤側の骨と大腿骨で作られる関節です。
従って、最近では骨盤側の骨と大腿骨との間の隙間だけを見るようになりました。
この隙間以外の場所に大きな変形があろうがそこは股関節ではないので大きな影響力はありません。
このようなの発見は、レントゲン写真の見方を大きく進歩させてくれました。
皆さんのために、もう一度説明します。
皆さんが診察時にレントゲン写真を見せられた時に見るべき点は、骨盤側の骨と大腿骨の隙間だけです。
その隙間はできれば5~7mmくらいあればいいのですが、実は1mmでも何も問題ありません。
ですので、隙間の幅が重要なのではありません。
一見、骨と骨が当たっているように見えても問題はありません。
一番重要なのは、骨盤側の骨と大腿骨側の骨の縁のラインがはっきりと見えることなのです。
骨の縁のラインが途切れ途切れの段階は、まだ骨が修復を行いつつある段階で、炎症が残っている段階です。
その後、骨の修復が進み骨の縁のラインははっきりと見えてきます。
骨盤側の骨の縁のラインと、大腿骨側の骨の縁のラインの2本がくっりきと繋がって見えたなら、骨の修復はほぼ終わっています。
骨の修復が終わると、炎症は無くなり変形はストップし、股関節痛は改善方向に向かいます。
レントゲン写真の見方は実に簡単です。
皆さんは、病院で撮った自分のレントゲン写真を病院から貰うようにしましょう。
非常に重要な自分の身体のデータですので、経過が追えるように定期的なレントゲン写真を保管しながら、自分のレントゲン写真を見るようお勧めします。
骨は治ることを頭に置いて、骨盤側と大腿骨側の2本のラインを見ていると、骨の変化が良く見れるようになると思います。
このようにして、自分のレントゲン写真を見ることも、自分の股関節の経過を知る重要な手掛かりとなります。
私は、いまどの段階にいるのかを考える指標になります。
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変形性股関節症を怖がらないでね
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