Quantcast
Channel: 股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方
Viewing all articles
Browse latest Browse all 369

骨密度 

$
0
0
🍓骨密度は骨量とも呼ばれ、骨の量を指します。皆さんも骨密度を計測したことはあると思います。最近流行ってますね。しかし、最近は骨密度(骨量)だけの計測や治療では不十分と考えられています。
骨は常に骨を作る骨芽細胞(こつがさいぼう)による骨形成と、骨を壊す破骨細胞(はこつさいぼう)による骨吸収を繰り返して再構築(リモデリング)を続けて常に新しく生まれ変わっています。
この骨のリモデリングを活発にするには骨に負荷(体重・重力)をかけることです。脚の骨の場合は、脚にしっかりと体重をかける機会を増やすことが重要になります。考え方を変えると、脚をかばわないことが重要だということです。
『骨に負荷がかかると骨は強くなり、かからないと弱くなる』これが骨の大きな特徴です。
骨は重力や衝撃などの負荷を感知してはじめて骨作りの指令を出します。
骨にかかる負荷を感知すると、骨表面にあるライニングセル(静止した骨芽細胞)に骨を作れという指令を出します。するとライニングセルは骨芽細胞に変身し骨作りが始まります。十分な骨ができたら、骨芽細胞から骨作り休止の指令が出るのです。
逆に骨への負荷が少なくなると新しい骨を作らなくていいという指令が出ます。重力が無く脚に負荷のかかりにくい宇宙飛行士の骨がもろくなるのはこのためです。基本的には骨に負荷をかけることが骨密度を高く保つ秘訣となります。
骨密度が低下する骨粗鬆症という病気があります。骨粗鬆症は破骨細胞と骨芽細胞のバランスが崩れる病気です。最近では骨密度が高くても骨折する人が多かったことから、骨粗鬆症は骨量(骨密度)が70%、骨質(骨皮質と骨梁 )が30%関係していると説明されるようになりました。
つまり骨粗鬆症は、骨密度の低下と骨質の劣化、その両方が影響しあって骨折リスクが高まる病気といえます。
レントゲン写真では黒く映るのが骨密度が低く、白く映る場合は骨密度が高いと判断できます。
骨量も骨質も体重をかけると増加しますので、皆さんは必要以上に脚をかばったり、杖をつくことを避けた方が良いということになります。体重をかけたくらいでは骨や軟骨に支障は出ませんので、怖がらずに体重をかけましょう。
脚に体重をかけることは骨量(骨密度)の改善だけでなく、骨質(骨皮質と骨梁)の改善にもつながるのです。



↓↓Click!↓↓










変形性股関節症を怖がらないでね






■宝塚市周辺の方は綾部先生にご相談ください!

      
■渋谷区周辺の方は芦沢先生にご相談ください! 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 369

Trending Articles