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Channel: 股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方
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手術後の経過が悪い時の対応法

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本年5月~書き始めたブログを本にしたいと考えて書いてきました。

まだ終わっていませんが、そろそろまとめたい気持ちが高まってきました。

本院の年内のご予約は12月27日で終了し、本日12月28日は院内勉強会です。

そして、業務が全て終了した明日12月29日に某ホテルに泊まりこみ本の大筋をまとめたいと考えています。

 

今までを読み返してみると、同じことを何回も書いていたり、読んでいてつまらない部分も多くありました。

いまは、内容を大幅に省略することを考えています。

そして、必ず来年には本にします。

私が本を書く目的は、レントゲン写真に写る骨と軟骨にあまりにも偏り過ぎた変形性股関節症の診療方法を変えることです。

そして、皆さんには新しい考え方を理解することで、変形性股関節症と上手に付き合う方法を身に着けて頂くことです。

 

皆さん、素晴らしく楽しい年末年始をお過ごしください。

来年、またね。

 

 

 

🍓手術を受けた方の数パーセントの方は術後の経過が遅れる場合があります。

 

手術前の一人ひとりの経過が違いますし、手術の内容も異なりますので周りの方との比較は無意味になります。

ところが、どうしても周りに順調な回復経過を示している方と比較しがちで落ち込む方が多いです。

 

おそらく、ほぼ100%の方の手術は成功しています。

レントゲン写真を見て、担当の先生からは「レントゲン上手術は成功しています。」と説明されるでしょう。

しかし、ここで考えなければならないことは、レントゲン写真に写っていない軟部組織の個人差です。

 

軟部組織、特に筋肉の硬さに個人差があることがほとんどです。

これが、手術後の経過が悪い原因です。

ここで、筋トレは厳禁ですが、おそらく多くの方は筋トレを指導されます。

「筋トレを行うと、さらに痛くなるのです。」という患者の話を多く聞きます。

 

手術後の経過が悪い時は、とにかく股関節周りの軟部組織を軟らかく改善させることに尽きます。

 

人工股関節手術後に経過の悪い方は、ももの裏のハムストリングスとももの内側の内転筋をほぐすことを試みて下さい。

また、自骨手術後に経過の悪い方は、腰骨のすぐ後ろにある大腿筋膜張筋をほぐすことを試みて下さい。

 

この方法で、全ての方が改善に向かうとは言い切れませんが、自分の痛みや違和感をよく観察して、痛みや違和感を感じる部位をほぐしてみて下さい。

 

手術後に経過が悪い方は、痛みや違和感の原因はレントゲン写真に写らない軟部組織の問題だと考えて、前向きに対応してみて下さい。

本来なら、手術をした病院が解決しなければならない事なのですが、大きな期待ができないと感じたら自分で対応してみましょう。

 

手術が成功しているのであれば、必ず問題は解決します。

 

 

 

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